治りたくない病。〜素直に・がっつり・とことん〜
2017年 08月 26日
なんでもそうですが、結果が出ない(不調について言うならば、治らない/快方に向かわない)のは、言われたアドバイスを“がっつり”やっていないからです。
でなければ、やり方を間違えて行っている、もしくは勝手な解釈をして自己流でやってしまっているから。
そして、すぐに結果が出ることを求めすぎる(性急すぎる)、というのもあるように思います。
不調や病気について言うならば、冷えや毒を体にためこみ、自律神経を乱す食習慣や生活習慣を続け、何かあればすぐに薬やお医者さんに頼りきり、自分の生活を何もかえりみない。
そんなことを何十年もやってきて、今の状況を作り出してしまっているのに、それをたった数回で全快させようなんて、ムシが良すぎるのです。
厳しいかもしれませんが、でも、そういうことなのだと思います。
そして、もう一つ、重要なことを言うならば、素直にアドバイスを実行できない、気合いを入れてがっつりできないのは、たぶん「治りたくない病」に罹ってしまっているから。
実はこの世界には「治りたくない病」という病が存在します。
不調や病気を抱えていたら、誰もが当然「治りたい」と思うものだと、皆さんは思いますよね。
だけど表向きは「治りたい、治りたい」と言いながらも、実は心の裏側では「治りたくない」と思っている方が、結構多くいらっしゃるように思います。
「治りたくない」、その気持ちもわからなくはないです。
病や慢性的な疾患をお持ちで、何十年も病とともに生きて、辛い症状で苦しんできたかたなら、なおさらです。
なぜなら、治そうと思ったら、ものすごく努力をしなければならないということをわかっていますから(病気はお医者さんや薬が治してくれるものではないです。自分が主体となって治していくものです)。
そして何より、このまま病気持ちの自分でいれば、周囲も、○○さんは病気だからね…といった視点で自分を見てくれて、それに甘えてもいられる。
そのほかにもさまざまな理由から、このまま治らないでいるほうが都合がいい、ということも往往にしてあるのです。
特に、病気持ちの自分に強いアイデンティティー、レゾンデートル(フランス語でraison d'etre/存在価値)を抱きすぎる(「人とは違う自分、特別な自分」に価値を置きすぎる)と、なかなかそこから抜け出せなくなります。
自分に価値を持つのは悪いことではないけれど、それが行き過ぎるのは、やはりよろしくないです。
「人とは違う、特別な自分」に価値を置きながらも、実はそんな自分を自分で完全には受け入れられていない状態ならば、話をややこしくしているだけ。
当然快方にも向かわず、意味がないのではないかなとわたしは思います。
「病気がよくなっても、自分は何も損なわれない」「自分が自分を認め、愛せていることが一番大切」なのだと、しっかり自分に言い聞かせること、そして必要以上の自意識は捨てることです。
現代社会では、みんな、おしなべて、自意識が過剰すぎるのかなあって思います。
わたしもですけれど。
深いところに話が入り込んでしまいましたが、結果を出そうと思うならば、アドバイスを<素直に・がっつり・とことん> やることです。ほんとうに。
マーマーで紹介されていた、3つの「あ」、も頭に入れておくとよいかもしれませんね。
<3つの「あ」>
あきらめない
あせらない
あてにしない
わたしもいつも、この3つの「あ」を肝に銘じています。
「君の牢は心にある」
映画『ローグ・ワン』より
チアルート(ドニー・イェン)、カッコよかったですね。しびれました。
わたしの前世の一つは、中国の武術家のようです。
師匠は今のわたしの父。父とわたしは前世でも親子だったとのこと。
ちなみに当時のわたしは男(息子)。
女だったら、『グランド・マスター』のチャン・ツィイーみたいでよかったのに、残念〜。
って、自意識過剰すぎ。笑
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