【再掲】湯たんぽを見くびるな。


【再掲】湯たんぽを見くびるな。_d0315734_12390864.jpg



これまでにも何度もこの記事を再掲しておりますが、これから寒くなっていくので再び掲出しておきます!(2023.10.7)



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昨日、夏のあいだ、ほとんど使わずにいた湯たんぽを引っ張りだしてきて、さっそくお湯を入れて、足先に当ててみたら、やっぱり、気持ちいい! 落ち着く! 安心する! 癒される! 最高!って、思いました。


湯たんぽ、大好き。

I ♡ YUTANPO!です。


そんな私は、冬の間、湯たんぽのセールスマンと化します。これまでに何人のクラニオのお客さまに、買いに走らせたでしょうか。


さてさて、この湯たんぽ。

もしかすると多くのかたにとっては、昔の道具、と化しているのかもしれませんね。

クラニオを受けにお越しいただいたかたに、湯たんぽの使用をおすすめすると、持っていらっしゃらないかたが結構多くて。

いまでは湯たんぽがあるお宅の方が、珍しいのでしょうか。



冷えとり健康法を実践されているかたはご存知かと思いますが、そんな湯たんぽも、実は自己治癒の観点から見ると、とても素晴らしい健康器具です。

冬場、お布団の中で暖をとるだけのモノ、な~んて思っていたら、非常にもったいない代物です。

活用しない手はありません。


お湯の温度は70~80度ぐらいがベストです。

陶器のものが温度が冷めにくいですが、私は扱いにくいので陶器は使っていません。硬いポリの湯たんぽとゴム製のものを使用しています。



<湯たんぽの効能>


◎冷えの改善

冷えは万病の元、と言われているように、ほとんどの不調や病気の原因に冷えがあります。

ということは、あらゆる不調や病の改善に効果ありです。
頭痛・便秘・生理痛・生理不順・PMS・肩こり・冷え性・肥満・アトピー・自律神経失調・皮膚疾患・アレルギー疾患・鼻炎・うつ病・不眠・ガン・不妊・子宮系疾患全般・椎間板ヘルニア・腰痛・ギックリ腰・膝痛・痛風・リウマチ……挙げればキリがないです。


低体温、体が冷えている状態というのは、体液の循環が滞っているということですから、免疫力=治癒力も著しく低下。

その結果として、不調を引き起こします。
流れが滞るということは、人の体にとって、一大事なのです。

私がクラニオをお受けくださっている皆さんに、まずは冷えと便秘は改善してくださいとアドバイスをしているのは、そのためです。

ちなみに冷えや便秘がなかなか改善しないのは、やり方を間違っているか取り組み方が足りないのかも。

やったりやらなかったりではなく、毎日しっかり実行し、続けてください。



◎うつ病や不眠の解消、心の安定=幸福感の創出
腸を温めることで、脳内神経伝達物質のセロトニン(幸せホルモン)やメラトニン(睡眠ホルモン)が作られるようになるため、うつ症状や不眠の改善、心の安定に繋がります。
ちなみに、うつ病の方やうつ病までの診断はされないまでも、気分がうつうつしがちな方に生活習慣の確認をさせていただくと、ほぼ皆さん、お風呂は湯船に浸からずシャワー、便秘持ち、足を冷やすような服装をなさっていて、食事もコンビニ食など出来合いのものを摂ることが多く(有害な食品添加物がたっぷり入った食事)、冷たい&甘味料(ペットボトル入り飲料の人口甘味料や香料は弊害大きいです)の入ったお飲み物を常飲されています。

すべてを一度に変えるのは難しくても、まずは湯船に浸かる、湯たんぽど温めるをはじめ、体を温めることをしっかり続けてもらえれば、それだけでも症状は改善します。



◎痛みの緩和

痛みのある箇所を温めるだけで、その痛みは緩和され、さらには修復も進み、怪我や骨折などの治りも早いです。

腹痛、頭痛、腰痛、コリ、ギックリ腰、ヘルニア、坐骨神経痛、膝痛、怪我や骨折など。

炎症(鎮痛)=冷やす、というイメージが強く、湿布(冷たいの)貼って!となりがちなのですが、ぜひ騙されたと思ってやってみてください。

炎症とは、そこに燃やして片付けたいものがある、だからもうもうと燃えて熱を持っている。それなのに冷やしてそれを止めてしまったら、逆効果なのです。



◎生理痛やPMS、子宮系疾患の緩和

生理時の下腹部の痛みも、湯たんぽでお腹を温めるととてもラクになります。生理前の不調も軽くなります。

余談ですが、生理用紙ナプキン(もちろんタンポンも含む)は化学物質をダイレクトに体内に取り込み、膣や子宮を冷やします。

布ナプキンに変えるだけでも生理時の痛みはかなり緩和します。

子宮系疾患のある方は、その症状の緩和にもつながります。

布ナプキンに切り替えた人が皆さん一様に、もう紙には戻れないとおっしゃるのはそのためです。



◎肌が綺麗になり、痩せやすい体質に

循環がよくなれば代謝が上がるので、肌の老廃物も排出されやすくなります。

肌は透明感が出て綺麗に。吹き出物も出にくくなります。

無駄な脂肪もつきにくくなり、痩せやすくなります。代謝がいいと、適正体重を維持しやすくなります。



◎疲れにくい体質に
循環がよくなれば、疲労物質も排出されるので、疲れにくく、いつも元気!朝もスッキリ起きられます。




湯たんぽの効能について、こちらにも詳しくまとめてありましたので、ご参考までに。



ちなみに、私は湯たんぽを4種類、計5つ持っています。

1つは無印良品で買った、ポリエチレン湯たんぽ

これはお布団の中に入れたり、デスクワークをする時に足元に置く用です。

陶器の湯たんぽも素敵ですが、割れないように扱うのは、私にはちょっと面倒。なのでポリの湯たんぽを愛用しています。


2つ目は、氷嚢のようなゴム製の柔らかいスモール湯たんぽドイツ・ファシー社のもの/0.8リットル)

これは腹痛や生理痛の時にお腹に当てたり、頭痛がする時に頚部に当てたりする用です。ブランケットにくるんで首の後ろにそれを背負う感じで湯たんぽを当てながら、家事やデスクワークをしたりもしています。

冬場は夜、お布団の中にも入れて、主にお腹の上に置いて寝ています。


3つ目は、同じくファシー社の柔らか湯たんぽの大きいサイズ(2リットル)。

これは、背中のこりがひどい時や、腰痛になりそうなときに、腰や背中の下に敷いて寝る用です。

腰痛のお客さまのクラニオ中に、腰の下に敷くこともあります。また、クラニオを受けていただいたあとに好転反応の痛みが生じている場合などにも、まれにお貸ししたりもします。

熊本時代は、クルマでお越しになるお客さまがほとんどでしたので、シートの背もたれとの間に湯たんぽを置いて、腰を温めながらお帰りいただきます。すると、じきに良くなります。


そして最後、4つ目。同じくファシー社のクッション湯たんぽです。椅子の上に置いて座るものですが、上に座っても潰れない構造になっているので安心。

実はおしりって、とっても冷えやすい箇所。おしりが冷えると骨盤や骨盤内も硬直し、股関節・仙腸関節・腰周辺に生じる痛みや不妊や子宮系疾患の原因にもなります。

私は痔持ちなのですが、痔の原因の一つも冷え。痔の症状が出ている時にも活躍しますし、なにより予防にもなりますよね。


ご病気をお持ちのかたなどは、サイズやかたさ違いで大小2~3つぐらいをお布団の中に入れて活用されるといいと思います。


私はお風呂に入る前にお布団の中に湯たんぽをセットするのですが、その際、肩のあたりに置いて敷布団を温めておきます。

そして、お風呂から上がって眠る時に、その湯たんぽを退けて横になると、肩のあたりがあったかくて心地よいです。

そしてよけた湯たんぽを足元に下ろして、スモール湯たんぽをお腹の上に乗せて、おやすみなさい♪という感じです。

頭痛がつらい時は、後頭骨~頚椎の下に敷いてみたり、生理痛がつらいときは下腹部に載せたりしています。


夜眠る時だけでなく、デスクワークする時に足元に置いて、その上に足を乗せても、とっても心地いいです。仕事もかはどります。
木の箱や段ボールの箱を置いて、その中にタオルを敷いて、湯たんぽを入れます。

足を箱の中に入れて、湯たんぽに当てます。

足元から腰あたりを膝掛けで覆うと熱が逃げず、冷めにくいです。

ソファに座ってテレビを見ているときに、お腹に湯たんぽを抱えておくのもいいかも。

腰痛持ちの人はソファに座るときや、クルマの運転をするときに、仙骨を立てて坐骨で座るようにし、背もたれと腰の間に湯たんぽを挟んで腰を温めてください。

腰痛持ちのかた、座り方もおそらく原因になっていると思います。

正しい座り方は、こちらに詳しく書かれています。ご参考までに。


ちなみに、クルマの運転席のイスって、思いっきり腰に負担のかかる座りかたをさせられます。

高価格帯のミニバンなどもそうですが、ソファでくつろいでいるのに近い姿勢で座らせるものもありますよね。

あの姿勢で長時間運転していたら、それは腰痛にだってなるよなあと思えてなりませぬ。



発熱時にも湯たんぽをぜひ活用してくださいね。

くわしくは、こちらの過去記事をご覧ください。




というわけで、湯たんぽって、ほんとうに素晴らしいですね。


最近は、電子レンジで温めるタイプの温めグッズが多く出回っていますが、電気の熱は冷めるのも早く、なにより電磁波がものすごいので、やはりガスの火で沸かしたお湯で作る湯たんぽのほうが断然おすすめです。

しかしIHコンロや電気湯沸かし器しか持っていないかたも多いのかな。

湯たんぽを使わないよりはずっといいので、電気で沸かしたお湯でもかまいません。ぜひ湯たんぽを使ってみてくださいね。



実家に帰ると、今でも父が毎晩、家族の湯たんぽを入れてくれます。ありがたいことです。

そして以前、旅先のゲストハウスで、お布団の中に湯たんぽが入っていた時には、とても感激しました。


湯たんぽは、愛。


自分で自分に湯たんぽを入れてあげるのも、自分への愛。

自分への愛をなおざりにする人は多いけれど、これができるかできないかは、健康上において、実はとても大きいのです。



湯たんぽもクラニオも、心や魂に負った傷まで癒してくれる、そんな気がします。




名前の語感も可愛い、湯たんぽ。

中国が発祥のようですが、ONSENやSUSHI、SUMO、KARAOKEと同じように、『YUTANPO』も世界に通じる言葉になったらいいのに。




※外出時は貼るカイロの活用もおすすめです。腰痛も、湿布ではなく温湿布でもなく(冷やすことも鎮痛剤の使用も逆効果です)、貼るカイロです!



最近は座布団タイプのこんな湯たんぽや、肩にかけられるこんな湯たんぽ、さらにはブーツタイプありますね。(すべてクロッツ)






手で触れるだけの手技で、みるみる体がゆるみ、脳せきずい液の流れを促進。
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by tabicranio | 2023-10-07 00:00 | ・そのほかの健康や医療の情報・本の紹介

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